
A.消えぬなら、消えるまで待とうホトトギス
ビールはある程度勢いよく注いだ方が美味しいことは既に述べたが、そうすると盛大に泡が立ってしまい、そのままでは売り物にならない。そこで問題はこの処理方法だが、一番簡単かつ確実なのは消えるのを待つことだ。
注がれた直後はグラス一杯にある泡も、時間とともに上の方のきめの粗い泡から自然と消えていき、きめ細かい泡だけを残して液体の比率が増えていく。
ただしこのままだと全体の分量が少なくなってしまうため、頃合を見てもう一回そこに注ぎ足す訳である。そうするときめ細かい泡の部分がグラスの上にまで持ち上がり、見た目も味も美味しいビールの完成、と言うわけだ。
①ビールを勢いよく注ぐ。
②少し待つ。
③泡が消えてくる。
④注ぎ足す。
⑤完成。